令和3年度布教師会総会
黄檗宗大本山萬福寺の黄龍閣別館「華光の間」にて、令和3年度布教師会総会が開催され、全ての議案にて承認がなされました。
今年の活動計画議案の中にあっては、昨年来のコロナ禍で布教活動中止を余儀なくされている“布袋まつり”の在り方を巡って宗務本院の見解待ちとなっています。
また一方で、幹事の中からは「本山での新たな布教の場を作ってはどうか!」や、「1か月に一回法話の動画配信をしてはどうか!」など活発な意見が交わされ、引き続きの懸案事項となりました。
これからの寺院そして僧侶に求められるものを大事にして、温故知新を心得て取り組んで行きたく思います。
その為には祖師方の語録を一生懸命学ぶ必要があり、それを先輩和尚より教示頂いているのが、「臨済録・隠元語録」を読む会の存在です。
この会は布教師会が主催していますが、宗内僧侶はもとより意欲のあるかたならどなたでも参加できます。
黄檗宗から広がる布教の輪を皆様と共有できることを願っています。
布教師会 事務局だより
重要文化材萬福寺法堂ほか四棟の修復
宗祖隠元禅師350年大遠忌事業の一つ、重要文化材萬福寺法堂ほか四棟の修復も、平成30年2月より始まり無事終了しています。
宗門ではコロナ禍に配慮し、今年一年をかけて関連法要並びに記念式典が予定されています。
その一つ重要文化材法堂の落慶法要がこの度、5月21日に煎茶道大会に合わせて、山内僧侶を中心に、工事関係者や家元各流派を招き厳粛に執行されました。
この日近藤博道猊下が上堂説法されました。
この他、大本山萬福寺では10月1日には記念授戒会、10月3日に350年開山忌・350年大遠忌記念式典が予定され(Live中継も予定)また、10月23日は伽藍堂等落慶法要が予定されています。
山内は今年は何かと行事が続きますが、この間も拝観は可能ですので秋の紅葉目前に黄檗山に御参りくださいませ。
異国情緒あふれる整備された山内でゆっくりと一時お過ごしください