令和3年度布教師会総会
黄檗宗大本山萬福寺の黄龍閣別館「華光の間」にて、令和3年度布教師会総会が開催され、全ての議案にて承認がなされました。
今年の活動計画議案の中にあっては、昨年来のコロナ禍で布教活動中止を余儀なくされている“布袋まつり”の在り方を巡って宗務本院の見解待ちとなっています。
また一方で、幹事の中からは「本山での新たな布教の場を作ってはどうか!」や、「1か月に一回法話の動画配信をしてはどうか!」など活発な意見が交わされ、引き続きの懸案事項となりました。
これからの寺院そして僧侶に求められるものを大事にして、温故知新を心得て取り組んで行きたく思います。
その為には祖師方の語録を一生懸命学ぶ必要があり、それを先輩和尚より教示頂いているのが、「臨済録・隠元語録」を読む会の存在です。
この会は布教師会が主催していますが、宗内僧侶はもとより意欲のあるかたならどなたでも参加できます。
黄檗宗から広がる布教の輪を皆様と共有できることを願っています。
布教師会 事務局だより
『隠元語録』を読む会
令和4年2月22日(火)13時半〜
大本山萬福寺内 黄龍閣別館にて布教師会主催の『隠元語録』を読む会が、コロナ禍感染予防対策を徹底して開催されました。
講師は、大阪府池田市の佛日寺ご住職服部潤承禅師が担当されました。
今回は語録第7章書門の下
空印(徳川幕府(4代将軍家綱公)大老酒井忠勝公)閣下への返事(隠元禅師の書簡)について講義頂きました。
語録は、全て漢文ですので、読み下しがとても難しいですが、ご老師はじめ、先輩和尚方の的確な説明を頂ける貴重な時間を共有できとても勉強になります。
2ヶ月に1回の開催ですが、関心のある方はどなたでも参加可能です。
少しづつですが努力を絶やさないようにと心がけています。