『臨済録』を読む会
令和4年6月27日(月)
大本山萬福寺 黄龍閣別館にて『臨済録』を読む会が10:30よりあり参加してきました。
先輩諸師方について、読みくだしについていくのが精一杯です。
九拝
令和3年度布教師会総会
黄檗宗大本山萬福寺の黄龍閣別館「華光の間」にて、令和3年度布教師会総会が開催され、全ての議案にて承認がなされました。
今年の活動計画議案の中にあっては、昨年来のコロナ禍で布教活動中止を余儀なくされている“布袋まつり”の在り方を巡って宗務本院の見解待ちとなっています。
また一方で、幹事の中からは「本山での新たな布教の場を作ってはどうか!」や、「1か月に一回法話の動画配信をしてはどうか!」など活発な意見が交わされ、引き続きの懸案事項となりました。
これからの寺院そして僧侶に求められるものを大事にして、温故知新を心得て取り組んで行きたく思います。
その為には祖師方の語録を一生懸命学ぶ必要があり、それを先輩和尚より教示頂いているのが、「臨済録・隠元語録」を読む会の存在です。
この会は布教師会が主催していますが、宗内僧侶はもとより意欲のあるかたならどなたでも参加できます。
黄檗宗から広がる布教の輪を皆様と共有できることを願っています。
布教師会 事務局だより
重要文化材萬福寺法堂ほか四棟の修復
宗祖隠元禅師350年大遠忌事業の一つ、重要文化材萬福寺法堂ほか四棟の修復も、平成30年2月より始まり無事終了しています。
宗門ではコロナ禍に配慮し、今年一年をかけて関連法要並びに記念式典が予定されています。
その一つ重要文化材法堂の落慶法要がこの度、5月21日に煎茶道大会に合わせて、山内僧侶を中心に、工事関係者や家元各流派を招き厳粛に執行されました。
この日近藤博道猊下が上堂説法されました。
この他、大本山萬福寺では10月1日には記念授戒会、10月3日に350年開山忌・350年大遠忌記念式典が予定され(Live中継も予定)また、10月23日は伽藍堂等落慶法要が予定されています。
山内は今年は何かと行事が続きますが、この間も拝観は可能ですので秋の紅葉目前に黄檗山に御参りくださいませ。
異国情緒あふれる整備された山内でゆっくりと一時お過ごしください
宗祖隠元禅師350年大遠忌法要
宗祖隠元禅師350年大遠忌法要が、コロナ禍に配慮した上で山内僧侶により厳粛に執り行われました。
この模様はLIVE配信で配信されています。一昔前では想像できませんでしたが、誠にありがたいことです。
終了後、第62代近藤博道猊下より謝辞がありました。
宗祖隠元禅師への『報恩』についてお話をされています。
宗祖隠元禅師は『報恩』とは悟りを開くことだとおっしゃっています。
宗門に関わってこられた全ての方々へ報恩の悟りを開いていかねばならないと説かれます。
そして迷いや執着が消滅し、慈悲・智慧が生み出され、その心が多くの人々を救うと近藤猊下は述べられています。
この度天皇陛下より下賜された諡号『厳統』の大師号は、隠元禅師の法燈を受け継ぐ我々にとって『報恩』の一義を示されたように思います。
布教師会事務局記 拝
「厳統大師」の追号
天皇陛下は2月25日、黄檗宗大本山萬福寺開祖・隠元禅師に「厳統大師」の追号を贈られました。
「大師」は天皇が徳のある僧に与える称号で、清和天皇が868年に天台宗の最澄らに贈ったのが始まりだそうです。
下賜(かし)された大師号の「厳統」は厳格で綿密な宗旨、脈々と引き継がれる宗統・伝統(宗燈・法燈)を意味するように思います。
今年、2022年4月3日は宗祖隠元禅師の350年の大遠忌を迎えます。
本山では、コロナ禍に配慮して、4月3日の祥当開山忌は山内のみの僧侶で厳修されます。
関連する遠忌事業は10月初旬の予定になっています。
宗祖の350年大遠忌にあたり、諸堂の修復もほぼ完成しており、
秋の紅葉の好時節、ぜひぜひ京都の宇治市の萬福寺に拝観くださいませ。
『隠元語録』を読む会
令和4年2月22日(火)13時半〜
大本山萬福寺内 黄龍閣別館にて布教師会主催の『隠元語録』を読む会が、コロナ禍感染予防対策を徹底して開催されました。
講師は、大阪府池田市の佛日寺ご住職服部潤承禅師が担当されました。
今回は語録第7章書門の下
空印(徳川幕府(4代将軍家綱公)大老酒井忠勝公)閣下への返事(隠元禅師の書簡)について講義頂きました。
語録は、全て漢文ですので、読み下しがとても難しいですが、ご老師はじめ、先輩和尚方の的確な説明を頂ける貴重な時間を共有できとても勉強になります。
2ヶ月に1回の開催ですが、関心のある方はどなたでも参加可能です。
少しづつですが努力を絶やさないようにと心がけています。
【法話】住谷瓜頂禅師(瑞龍寺)
黄檗布教師会(瑞龍寺住職)「住谷瓜頂禅師」による法話です。
鐵眼(てつげん)さんの寺「瑞龍寺(鐵眼寺)」について、鐵眼禅師の活動、明朝体や版木に使われた桜の木について、黄檗宗について法話されています。
【動画タイムライン】
・0:00 瑞龍寺(鐵眼寺)について
・4:32 鐵眼禅師と明朝体、原稿用紙
・11:27 黄檗宗について
・13:20 瑞龍寺紹介
【法話】芹沢保道禅師(先聖寺)【Part2】
黄檗布教師会 会長(神護山先聖寺住職)「芹沢保道禅師」による法話です。
Part2となる、後半は黄檗宗が日本に伝えたもの、木魚や開梛(かいぱん)と煩悩のお話、臨済宗と黄檗宗のお話、黄檗宗の食事方法について、法話の裏話や「唯心の浄土、己身の弥陀」について法話されています。
【動画タイムライン】
・0:00 黄檗宗(開祖隠元禅師・木魚・開梛)について
・4:25 黄檗宗布教師会・法話について
・5:42 唯心の浄土 己身の弥陀
・6:03 神護山先聖寺について
【法話】芹沢保道禅師(先聖寺)【Part1】
黄檗布教師会 会長(神護山先聖寺住職)「芹沢保道禅師」による法話です。
黄檗宗布教師会の活動について、芹沢禅師について、普茶料理のお話、禅宗について、「コロナ時代の布教と法話について」法話されています。
【動画タイムライン】
・0:00 黄檗布教師会について
・2:20 芹沢禅師について
・3:42 普茶料理について
・7:26 禅宗について
・9:56 布教師会の使命(コロナ時代の布教と法話)
報恩授戒会
黄檗宗宗祖が350年前、日本にきて初めに行ったのが「授戒会」です。
授戒会とは、「すべての者が本来有している仏心」に気づくための会なのです。
授戒会では、七つの儀式(法式)の試練があり、最後に度牒法式といって、戒牒(戒名)を授かります。