「厳統大師」の追号
天皇陛下は2月25日、黄檗宗大本山萬福寺開祖・隠元禅師に「厳統大師」の追号を贈られました。
「大師」は天皇が徳のある僧に与える称号で、清和天皇が868年に天台宗の最澄らに贈ったのが始まりだそうです。
下賜(かし)された大師号の「厳統」は厳格で綿密な宗旨、脈々と引き継がれる宗統・伝統(宗燈・法燈)を意味するように思います。
今年、2022年4月3日は宗祖隠元禅師の350年の大遠忌を迎えます。
本山では、コロナ禍に配慮して、4月3日の祥当開山忌は山内のみの僧侶で厳修されます。
関連する遠忌事業は10月初旬の予定になっています。
宗祖の350年大遠忌にあたり、諸堂の修復もほぼ完成しており、
秋の紅葉の好時節、ぜひぜひ京都の宇治市の萬福寺に拝観くださいませ。